こんにちは!
ブログのタイトルを見て「何言ってるの?」と思った方もいるかもしれません(笑)
実は年始に親戚の家のある愛知県から実家のある東京へ車で高速道路(東名・新東名)を使って帰ったにですがそのときに初めて車に装備されているクルーズコントロールという機能を使いました。
父親と交代で運転したので運転したのは岡崎SAから足柄SAまでだったのですが、あまり運転しない車で100km以上運転したにもかかわらずあまり疲れなかったことにびっくりしました。とくに疲れなかったのは右足でクルーズコントロールがない車で高速道路を長時間運転したときは右足首がこってしまったのですが今回はそのようなことはありませんでした。
今回はこのクルーズコントロールがどのようなものかについて書いていきたいと思います。
そもそもクルーズコントロールってなに?
クルコンやオートクルーズと呼ばれることもあります。
基本的にはアクセルペダルを踏まなくてもあらかじめ設定した速度をキープしてくれる機能です。
歴史は意外と古く、1958年にアメリカの自動車メーカーのクライスラーが初めて導入しました。日本車では1964年にトヨタのクラウンエイトで「オートドライブ」という名称オプション装備として採用したのが始まりです。
クルーズコントロールのメリットとは?
- 運転者の疲労軽減
私も経験したことですが運転中に速度を一定に保つためにアクセルペダルを調節する作業はとても疲れます。クルーズコントロールを使えばこの作業を車が代わりにやってくれるわけですから右足はアクセルとブレーキの前に置いて緊急時の危機回避のためのアクセルまたはブレーキに備えることができます。 - 省燃費運転
速度を一定に保つということは、平地走行であればエンジンを一定の回転数で回すことになります。人のアクセルペダルの調節よりもムラがないため燃費向上・燃料費の節約になります。
クルーズコントロールのデメリットとは?
- 速度設定に上限がある
国産車であれば車種にもよりますが、クルーズコントロールで設定できる速度の上限は道路交通法で高速道路の制限速度とされている100~110km/hです。ドイツ車などヨーロッパ車ではアウトバーンを走行することを想定しているため140km/h位まで設定できる車種もあるそうです。
ちなみに私の実家の自家用車(セレナハイウェイスターS-Hibrid)では110km/hが上限でした。 - 運転者との感覚のズレがある
設定した速度と実際の車速にタイムラグが発生することが避けられないため、上り坂でかなり速度が落ちてから急にスロットルが開いたり、下り坂ではどんどん速度が増してから急にエンジンブレーキが掛かったりするなど運転者感覚とズレることがあります。 - 居眠り運転の誘発
クルーズコントロール設定中はアクセルペダルの操作の必要がないので運転者はハンドル操作くらいしかやることがなくなります。そのため緊張感がなくなって居眠り運転を起こしやすいそうです。そのため一部の運送会社ではクルーズコントロールの使用を禁止しているところもあります。
高速道路でクルーズコントロールを使う際の注意点
便利な反面、問題点も多いクルーズコントロールですが、メリットを最大限生かすためには以下のことに注意して運転すればいいのではないかと思います。
- 車両間隔は広めに
右足はアクセルペダルを離した状態なので、いざというときの反応がアクセルペダルに足をおいているときよりも送れてしまうと思います。そのため前の車との追突を防ぐためにもいつもより車両感覚を広めに取りましょう。 - できるだけ走行車線を走る
日本の高速道路の制限速度は100km/h(一部区間で110km/h)ですが新東名高速道路など新しくできた見通しの良い高速道路だと制限速度というのはもはや建前で追い越し車線には120~140km/hで飛ばす車ばかりです。そのような状況で速度設定の上限があるクルーズコントロールで追い越し車線を走っていれば確実にあおられますし、危険だと思います。そのためクルーズコントロールは100km/h位に設定して追い越すときはアクセルを踏み込んで前の車を追い越すほうが安全だと思います。
クルーズコントロールがついている車に乗って長距離移動する機会があったら是非使ってみてください。もしかしたら運転後にあまり疲れていないことに驚くかもしれません。
では、また!