こんにちは!
最近は、新型コロナウイルス感染症が流行していることから、自分が加入している生命保険(特に医療保険)について見直しをする方、民間の医療保険に加入していない方は医療保険に新しく加入する方か増えているそうです。
在宅勤務も一般的なものとなり、自宅にいる時間が増えたことで今まで通勤に使っていた時間を有効活用できるようになったことも大きくなったかもしれません。
しかし生命保険ってたくさん種類があって「どの保険を選べば安心なんだろう…」と悩む方も多いのではないかと思います。
そこで今回は生命保険の賢い入り方について、
- 死亡保険
- 医療保険
- 介護保険
の3つの保険に加入するときに気を付けるポイントについて、3回の記事に分けて解説していきます。
※今回の記事の内容は、生命保険の加入を推奨するものではありません。生命保険の加入については自己責任でお願いいたします。
生命保険に加入するときに気を付けるポイント(死亡保険編)
死亡保険とは、保険をかけている人が亡くなったときにお金を払う保険です。
生命保険のオリジナルともいえる商品です。
死亡保険には2種類あり、保証期間が決まっている「定期保険」と保証期間が一生涯にわたる「終身保険」の2種類があります。
死亡保険に加入する際のポイント
家族がいる場合は定期保険に加入する
家族がいる場合、死亡保険の役割は「一家の大黒柱(父親の場合が多い)に万一のこと(死亡すること)があった場合に遺された家族が経済的に困ることなく生活できるようにするために加入するもの」なので少ない保険料で大きな保障を備えることができる掛け捨ての定期保険に加入することがポイントとなります。
保険期間は末子の大学卒業に合わせる
定期保険の期間は基本的に子供が大学卒業するまでの期間で設定することが多いです。それは子供が学費の工面などで苦労することのないようにするためだからです。
例えば、子供がまだ生まれたばかりであれば保険期間は22年となります。
最近は保険期間が経過するにつれて徐々に保険金額が減少していく定期保険も出てきていますのでそのような商品を活用することも一つの方法となります。
独身で若い年代(20代~30代)の方は生命保険料控除の恩恵を受けるために終身保険に入るのも有効な手段
独身で若い年代(20~30代)の場合、基本的には死亡保険は必要ありません。
ただし、保険料が安いことに加えて、所得税や住民税が安くなる「生命保険料控除」の恩恵を受けるために貯蓄目的で「終身保険」に加入するのは有効な手段となります。
加入する際のポイントは、保険料と保険料を支払う期間です。保険金額は保険料に合わせて臨機応変に設定することがポイントです。
それぞれのポイントですが、
- 保険料
死亡保険の保険料は生命保険料控除のなかで「一般生命保険料控除」になります。
この一般生命保険料控除は「年間保険料8万円で4万円の所得控除」が最大の控除枠となります。
そのため、年間保険料が8万円前後に設定する必要があります。
80,000円÷12か月=約6,666円
となるため、月々の保険料は6,600円~6,700円にすると4万円ほどの所得控除を受けることができます。 - 保険料を払う期間
基本的には短い期間で払込を終えたほうが有効です。
なぜなら、最近の終身保険の商品は保険料の払い込みが終わる前に解約すると解約返戻金が既払込保険料より少なる「低解約返戻金型終身保険」が主流だからです。
そのため、保険料を払い込む期間は10年~15年で設定しましょう。
現在の低金利の状況では生命保険会社が設定する「予定利率」というものも低くなっているのでお金はそこまで増えません。
しかし、生命保険料控除をうまく活用することで、サラリーマンの方など一定の所得のある人は所得税や住民税の還付を受けることができるので、銀行に定期預金をするよりもお金を増やすことができます。
ネット生保で加入して保険料を抑える
「死亡保険」ってシンプルな商品です。
「亡くなったら(死亡したら)お金を支払う」これだけです。
そのため、付き合いとかがない限りはインターネット生保のほうが保険料は基本的に割安なことが多いです(人件費があまりかからないためですね)。
ただし、担当者の定期訪問がないので自分が保険に入っていることをまわりに伝えられるように記録を残しておくことが大切です。そうでないとせっかく保険に入っているのに遺された家族が加入していることを知らなかったことで手続きができず、保険金がもらえないこともありますので。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
死亡保険はシンプルな商品なので、加入の仕方によって保険料に大きな差が出ます。
必要な保障に必要最低限の保険料で万一の時に備えましょう!
次回はコロナ禍で気にする方が増えている「医療保険」の加入のポイントについて取り上げていきたいと思います。
では、また!