生命保険 資産運用

生命保険はシンプルな商品を選びましょう!③(介護保険編)

投稿日:2021/02/13 更新日:

こんにちは!

生命保険に加入する時のポイントについて、今回は介護保険編です。

介護保険といわれても「そもそも介護と縁がないし…」といった方も多いのではないでしょか。40代以上の方であれば、「月々の給料から公的介護保険料が引かれてるな」といったイメージしかないかもしれません。

身近な問題ではない方が多いと思いますので、

  • 介護の現状
  • 介護保険を備えるときに重視するポイント

の2点についてお話ししていきます。

※今回の記事の内容は、生命保険の加入を推奨するものではありません。生命保険の加入については自己責任でお願いいたします。

介護の現状について

介護を必要とする人は年々増加している

少子高齢化が進行していることもあり、介護を必要とする人は年々増加しています。

介護を必要とする人が年々増加している背景には、そもそも高齢者の人口が平均寿命(正確には平均余命)が伸び増加したことに加えて、以前ならば亡くなってしまっていた病気が医療の進歩によって一命を取り留め介護を必要とするようになった(一度失った命は取り戻せませんから医療の進歩は素晴らしいものです)ということあるかもしれません。

いずれにしろ、介護を必要とする人が増加しているということは今は健康でも明日は我が身かもしれないのです。

公的介護保険だけでは不十分

公的医療保険の場合は原則3割の自己負担で高額療養費制度もあるため十分ですが、介護保険の場合は限度額というものが要介護度に応じて定められており、限度額を超えた部分については自己負担となります。
やはり年々増加する社会保障費を考慮しているので仕方のない部分ではあります。

そのため、しっかりと介護に備えるためには公的介護保険だけでなく、自分自身でも民間の介護保険に加入して備えていく必要があるということです。

本人だけでなく家族の負担も大きい

公的介護保険で賄いきれない部分については、自己負担となりますがほとんどの場合、周りの家族が介護をおこなうことになります。

仕事をしていると親の介護ができないということで仕事をやめて介護に専念する「介護離職」をする方も年々増えています。特に男性よりも女性の方で介護離職をされる方が多いそうです。

自分の介護によって周りの家族の人生も変わってしまう、そういうことから介護は自分自身だけの問題ではないといえます。

介護保険を備えるときに重視するポイント

要支援と要介護について

公的介護保険には、

  • 要支援1・2の2段階
  • 要介護1~5の5段階

の指標があります。
要支援1が一番軽く、要介護5が一番重い状態です。
これは公的介護保険を運営している地方自治体が介護認定をおこないます。

それぞれの指標の目安ですが、

  • 要支援1…立ち上がる時に、何らかの支えが必要。
  • 要介護1…認知機能の低下や介護の手間の増加が見込まれる。
  • 要介護5…意志の伝達がほとんどできない。

といったものになります。

周りにいる人で「なんとなく当てはまるかもしれない」と感じたら、地方自治体の担当者にお問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。

公的介護保険制度に連動する保険が分かりやすい

民間の介護保険の商品は保険会社が独自の基準で介護保険の保険金を支払うかどうかを定めている商品もあります。

このような商品はただでさえ分かりづらい保険の商品をさらに難しくしているものでどのような段階で保険金が支払われるのか不明瞭なことが多く、実際保険金の給付を受けるタイミングを判断するのも難しいと思います。

このようなことから、国の公的介護保険に連動する保険商品を選択することが大切なんじゃないかと思います。

介護の初期段階から保険金がおりる保険がベスト!

介護保険は実際に介護が必要になったときに役立つものでないと意味がありませんから、要支援や要介護の初期の段階から保険金がおりる保険がベストです。

要支援や要介護の初期の段階から保障があればしっかりとした介護、治療を受けることができ、まわりの家族の負担も減りますし、何よりより介護が必要となる要介護度が上がるペースを遅くすることができるかもしれません。

介護保障のみを保障する保険を選びましょう!

介護保険の商品によっては介護保険と死亡保険がもともとセットになっている商品もあります。

このような商品は介護保障と死亡保障をまとめて準備できるメリットがありますが、一方で介護の保障内容が充実していない場合も多くあります(要介護4以上にならないと保険金がおりないなど)。

若いころから加入する時には、介護のみ保障する商品と保険料の差はあまりないのですが(若い人の死亡保険の保険料は安いため)、60代以降のいざ介護が必要になった際に保険料が高くなりすぎて保険を続けられなくなることが多いです。

そのため、介護保障のみの保険を選ぶようにしましょう。


要介護になったら保険料が免除される保険がベスト!

介護保険の商品自体が少ないのであまり種類はありませんが、保険会社の中には「要介護1になったら保険料の負担がなくなります」という商品を販売(募集)している保険会社もあります。

実際に介護になれば、経済的な負担も大きくなりますので保険料の負担がなくなったほうが経済的な負担は少なくなるんじゃないかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

介護保険はまだ発展途上の保険ですので、これからもいろいろ変わってくるかもしれません。

それでもいざというときにすぐに備えられるものでもないことは確かなので、健康なうちから考えておくこともいいかもしれません。

保険は何も変わっていないようで、日々進化しているところもありますのでまた機会があれば記事にしていきたいと思います。

では、また!

-生命保険, 資産運用

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