こんにちは!
最近では中学・高校で部活に入るのが当たり前という考え方が変わりつつありますが、現在中学・高校ではほとんどの人が運動部か文化部など何かしらの部活に所属していることが多い、または多かったと思います。
しかし、大学生になると部活に取り組む学生はとても少なくなります。特に体育会系の部活に所属している学生はさらに少なくなり、その割合は全国の大学生の1割にも満たないそうです。
なぜ体育会系の部活に所属する学生が中学・高校と比べて少なくなってしまうのでしょうか?
高校の部活が影響している…?
私自身、中学は軟式野球部、高校は高校野球部に所属していたので野球を例に考えて行きたいと思います。
日本では野球の競技人口も多いです。高校で野球部に所属して活動している学生は全国に何万人もいます。
でも、ほとんどの人は大学生になると野球部には入らず、野球サークルに所属する人が多いです。なぜなのでしょうか。
大学によってはセレクションでトライアウトがある大学もあると思うので入りたくても入れないこともありますが、いちばんの理由は「練習がとてもキツイ」ことがあげられるのではないでしょうか。
高校野球というと最近では高校通算111本を放ちドラフト会議ではプロ7球団から1位指名を受けた早稲田実業高校の清宮幸太郎選手が有名です。彼らの華々しく活躍したをみて「高校野球はいいな」と思う人もいると思います。しかし早稲田実業のような強豪校も含め、高校野球部の日々の練習はとてもキツいです。他の体育会の部活でも同じことがいえると思います。
このキツい練習を乗り越えた人が大学生になってもう一度つらい思いをするかもしれない部活を続けるかというとほとんどの人はやらないでしょう。「二度と同じ思いをしたくない」と思う人が多いのではないのでしょうか。
大学生はやることが多い
大学生になると、高校生のころに比べて自分でやらなくてはいけないことが多くなります。
大学の近くに住むために一人暮らしを始める人もいれば、生活費やお小遣いを稼ぐためにアルバイトを始める人もいると思います。
学校の授業に部活、アルバイトと3つのことを同時におこなうのはとても大変なことです。私自身も一時期やっていた時期がありましたがとてもキツかったです。経済的な事情でこの3つを両立している学生は本当にすごいことだと思います。
また、3年生の後半から4年生の時期には大学院に進学する人以外は就職活動をおこなうと思います。
このようなことから、大学生活のなかで部活をおこなう・続けることは高校までと比べると優先順位が低くなります。
実家通いで親に頼れる人でないと続けるのは難しい
体育会の運動部は部活によって異なりますが一週間のなかで活動日が多いです。
私自身もある運動部に所属していますが1日の活動時間が少ないものの週6日活動があります。活動日が多い部活であれば一日の短期・単発のアルバイトをおこなうのは困難ですし、可能であるとしても夜遅くのシフトで勤務する人が多いのではないでしょうか。
大学の勉強をおこなう、資格取得のための勉強をおこなうといった時間を確保するとなるとアルバイトで働く時間は確保できないでしょう。すると結局のところ日々の生活費を両親に頼らざるを得ない状況になってしまうと思います。
大学で部活をできるのは貴重な体験だということ
大学で部活をできること人は非常に恵まれた環境にいるということです。
私自身も両親に日々の生活費などを援助してもらっていることで3年間部活を続けられています。
両親から部活動をやるために援助してもらっている人は、部活の競技で結果を出せるよう集中して取り組むのも良いですし部活以外の時間は学業に専念するなど与えられた時間を有効活用して充実した大学生活を送るようにしましょう。
そして大学を無事に卒業して社会人になったらお金を稼いで何かしらの形で両親に恩返しできればいいのではないのではないのでしょうか。
では、また!